
目次
複数業者から外壁塗装の見積りを出してみらうと、ほとんどの業者の見積書に「足場仮設置」という作業があります。
この足場設置の料金は、業者により大きな差が生じる場合がありますから、必ず確認しておきたい項目の一つです。
1・足場仮設置とはいったどういったものでしょう?
外壁塗装工事を行う上で、塗装業者の方は家の隅々まで綺麗に塗装を仕上げます。
その作業の際、その部分にでもすぐに移動ができ、高所でも安定した作業を行うため、また、安全性を考え、家の周りに「足場」というものを必ず組みます。
この足場がないと、作業ははしごなどで行わなくてはならず、作業にも時間がかかるどころか、とても危険な作業となってしまいます。
外壁の一部分のみの塗装の場合、足場を組まないこともありますが、一般的に外壁塗装時に足場を組まないということはありえないはずです。
2・足場仮設置時に必要な飛散防止ネットとは?
外壁塗装の足場を組む際に、必ずセットとして「飛散防止ネット(養生)」といったものが付いてきます。
これは足場を組んだその周りに張り巡らされるネットのことです。
外壁塗装の工事の際には、外壁に塗料を吹き付けるため、その塗料が周りへ飛散します。
その飛散を防ぐために、足場の周りをネットで覆うことをします。
また、この飛散防止ネットには、作業中のもしもの落下物に対する防護柵代わりの役目も果たしています。
夏場は、室内の温度上昇に多少影響を与えますが、今は通気性のいい飛散防止ネットがあり、昔と比べるとだいぶ改善されています。
また、このネットもご近所さんなどの周りへの気遣いを考えると、必ず必要なものになります。
3・足場仮設置の金額は何で決まるの?
足場を設置するにあたり、何を基準に価格が決まるんでしょう?
足場の柱や、足場の板の枚数でしょうか?
それとも敷地面積でしょうか?
一般的に、足場の価格は、足場を組む面積に対して決定されます。
ほとんどが1平米(1㎡)あたりの単価が設定されていて、足場を組む広さにより価格は決定されます。
一階部分の外壁の高さが約3メートルとして、家の片面の長さが20メートルだった場合、3m×20m=60㎡となり、単純に4方向とも同じ広さの外壁だった場合、60㎡×4か所で、240㎡×単価が足場設置の金額になります。
これは、飛散防止ネットに関しても同じ計算方法になります。
4・足場仮設置の相場はいったいいくらくらいなの?
本題ですが、足場の相場は一体どれくらいなんでしょう?
数社調査したところ、安い価格のところで、650円/㎡。
高いところで、1,200円/㎡といったところもあるようです。
相場としては、900円/㎡から1,000円/㎡あたりで落ち着いているようです。
これはあくまでも相場であって、もっと安く設定されている場所もあれば、もっと割高な場合もあります。
しかし、あまりにこの金額からかけ離れている場合は、詳しく調べた方が賢明です。
5・注意!足場代サービスの言葉に騙されるな!
「足場設置代をサービス!」といった宣伝をしている業者さんもいるようです。
足場は、数人が一日がかりで仕上げます。
この足場設置代がサービスということは、少し腑に落ちません。
もし、足場設置代サービスと言われた場合は、見積書をしっかり確認する必要があります。
もしかすると、別の場所で料金を高く徴収される可能性や、別途請求のようなものがあるかもしれません。
必ず確認をするようにしましょう。
出来れば、足場代としてしっかり見積書へ記載されている業者をおすすめします。
6・大雑把な見積もりにも不安を感じましょう!
足場代の価格決定は、その広さで決定されることがほとんどです。
しかし、業者によっては、広さを計算せずに、大雑把に「足場設置費+シート養生」として、一式150,000円といったケースもあります。
こういった場合も、家の外壁の面積を調べてみてはいかがでしょう?
もし、外壁の面積が250㎡程あった場合で、見積りが120,000円だった場合、480円/㎡ということになってしまいます。
これはだいぶ安い金額になりますから、他で多く請求される可能性が高くなると言えます。
スポンサーリンク